「シャイロックの子供たち」と本当に起きた話
2012.02.06
|
||
|
本の虫、Tちゃんから借りてきた本。 シャイロックの子供達。
とても衝撃的な本でした。 どうしてかというと私も銀行員だったから。 読んでいて私が働いていた銀行時代がフラッシュバック。 懐かしさを感じつつ、ある登場人物に同情をしたり、 ある登場人物の成功を願ったり、ある登場人物の行動には ハラハラしたり始終ドキドキしっぱなしの本でした。 このお話は銀行が舞台のお話です。 登場人物は東京第一銀行の長原支店で働く行員と パート社員のそれぞれが各章の主人公となる形式の 短編でありながら長編という私の好きな構成でした。 銀行という組織で働く人々の人間ドラマなのですが 推理小説的な要素も持ち合わせていて最高な作り。 ストーリーは、長原支店で起きた現金紛失事件。 現金紛失事件にともない出世、社内恋愛、家族、 ノルマ達成など行員達の生き様が描かれながら 現金紛失事件の謎が少しずつ解明されていきます。 この本を読みながらある話を思い出しました。 窓口業務は大好きだったけれど色々と思う事が あって銀行を4年務めてオーストラリアへ。 その後仲良しだった先輩が遊びに来てくれました。 その時のニュースがこの本でも起きた現金紛失事件。 先輩が言うには内部事情通=行員の犯行だとか。 銀行では行員の不正を防ぐために支店内で他係が 関わりあいながら業務検査を行う事になっています。 現金紛失はその検査の盲点をついた手口だったそう。 色々な人間関係が渦巻くものの皆で目標を目指して 頑張ってきた支店だったのにこの現金紛失事件で 180度支店の雰囲気が変わってしまったんだそうです。 警察に届ければ指紋採取などですぐに犯人を見つける 事も可能だったそうですが、ここで銀行的な考え方が。 世間体を考えて刑事事件にはしなかったんだそうです。 支店長を先頭に支店内で犯人探しが始まったそうですが 同じ行員に取り調べまがいの事をされ不満も多かったとか。 その頃、支店に不思議な電話がかかってくるようになり ある日、行員が使う通用口の郵便受けに紛失した現金と 同額の現金と手紙が入った封筒が入っていたそうです。 そんな訳でとりあえず事件は終結。 この話をきいた時は出来心で取ってしまった人が良心の 呵責にさいなまれ取ったお金を返したのかと思った私。 でもこの本を読んで久しぶりにこの話を思い出して 果して戻ってきたお金は本当に犯人からだったのかな? などと不謹慎な事を一瞬考えてしまいました・・・。 久しぶりのおもしろい1冊でした。 この本、銀行勤めをしていた人に特にお薦めです! クリック募金にもぜひご協力お願いします! ※クリック募金とはユーザーがクリックするだけで、 1日1回まで1円の募金ができます。 企業がユーザーに代わって寄付金負担するため、 ユーザーは無料で募金が出来ます。 ↓ ![]() 今日のフレーズ Banco. (バンコ) 銀行。 いつも訪問ありがとうございます! ↓よろしければ一押しお願いします。 ![]()
|
||
コメントの投稿
長原! |
|
銀行勤めではなかったけれど、LAに来る前長いこと雪谷に住んでいました。とある銀行の長原支店には今も口座を持っています。読書大好き。この本絶対買います!
|
Re: 長原! |
|
majimajiさん、こんばんは!
この本、majimajiさんのように実際にとある銀行の長原支店を利用された方が読むとまた違う感覚で楽しみながら読めそうですね。本文に地下鉄から長原支店までの道のりの描写などが出てきますよ。majimajiさんには懐かしい風景になりそうですね。私も読書が大好きです。このシャイロックの子供たちは久しぶりに興奮した本でした。私はLAではめったに本を買わない代わりにリトル東京の図書館のヘビーユーザーです(笑)。なにかお薦めの本があったらぜひ教えてくださいね^^ |



